食中毒の重症度

食中毒の重症度は接種した食品の量に関係します。






食中毒の種類

食中毒は、細菌性食中毒と自然毒による食中毒があります。
その中で、細菌性食中毒は感染型と毒素型がある。
また、感染型のほうが、毒素型より多い。
食中毒
細菌性食中毒自然毒の食中毒化学物質による食中毒
  • 感染型のほうが、毒素型より発生率が高い
  • 伝染病より潜伏立が早い(早く症状がでる)。
  • 原因食品から病原体を検出することは容易である。
  • 生鮮魚介類は酢でしめることで細菌性食中毒の発生を予防できる。
食品に入っている毒素に中毒症状を起こす。
感染型毒素型
病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオぶどう球菌、ボツリヌス菌ふぐ、あさり、青梅、じゃがいも、きのこ、麦角、ピーナッツ食品添加物、油症(亜急性PCB中毒症)






発生状況
日本ではほぼ横ばい傾向です。
発生数600〜1200件
3万〜4万人
多い季節6月〜10月
原因物質細菌
原因食品魚介類
原因施設飲食店






100℃加熱で防げない食中毒

100℃の加熱で食中毒が防げない食中毒の原因

ぶどう球菌(毒素型)、ウエルッシュ菌、フグ、毒きのこ

いわゆる、テレビでやっている熱で殺せない菌。哺乳瓶の殺菌のCMでおなじみの菌です。
哺乳瓶でありえる食中毒はブドウ球菌、ウエルッシュ菌になりますが、
あまり神経質になることもないでしょう。
逆に、消毒液が赤ちゃんの口にはいるほうが気持ち悪い。
しかも、気になるようなら水道水でゆすげとかいてあるが、
せっかく殺菌したものにまた厳密にいうと菌がつきます。
あきれてものがいえない、話だったりする。
だったら、スチームのほうが安全でじゃないか・・・というお話です。






100℃の加熱で予防できる食中毒

サルモネラ菌食中毒、病原大腸菌食中毒、腸炎ビブリオ食中毒、ボツリヌス菌食中毒





感染型食中毒



腸炎ビブリオ食中毒


  • 魚介類(アジ、イカ、タコ等)を原因食品とすることが多い。
  • 食前に食品を加熱することで予防が可能。
  • 海水温度が高い夏期に海水などから検出される。
  • 夏期〜初夏の発生が大部分である。
サルモネラ菌食中毒
  • 潜伏期は12〜24時間
  • 食中毒の原因菌のなかで、最も発生率が、最も多い。
  • ねずみ、昆虫の駆除が予防に有効。
  • 食前の手洗いによって予防出来ない。
  • 充分な加熱調理で予防できる。
  • 冷蔵や食酢で発生を予防できる